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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

六本木ヒルズ

午前は慶応のSFCフォーラムを見に六本木ヒルズへ行く。ヒルズでは外装材が気になる。タワーではなく、その足元の建物だ。ライムストーンだろうか、イタリアのどこかの都市を思わせるような黄土色の石はどんな意思があって選択したのだろうか。

ところでバイト先は新宿なのだが、そこの高層ビルではピカピカの大理石を多用している。新宿と六本木とでは素材が全く異なる。新宿が「官」によるデザインだとすると、ヒルズはそうではなく「民」(森ビル)による「民」のためのデザインだということだろう。もっとも、西新宿と六本木の再開発とでは時代の差もあるし設計者の違いもあるが、この素材の違いは何を表すのだろう。

面白いのは、槇事務所が設計したテレ朝とその他(タワーなど)とでは、敷地境界線(?)と思われるところから足元の材料がガラリと変化しているということだ(写真参照)。森ビルからテレ朝に目を移すと、槇事務所の洗練されたデザインにほっとする。