2003-12-17 夜と霧 映画 「夜と霧」(監督:アラン・レネ)をみる。現在と過去のアウシュビッツ収容所の映像を交互に見せる、30分ほどのドキュメンタリー。 生首や、何十人もの死体をブルドーザーで運ぶ映像に目を背けそうになるが、そこに人間をただモノとして扱うという機能主義的側面を感じる。そもそもホロコースト自体が優生学的発想であり、機能主義の行き着く先だったのだろう。 それはともかくとして、なんと言うか、言葉が出ない。同じ人間の行ったことなんだよなぁ。なんだか現実感が無いのだけど、でも受身でいられないような、そんな気分。