帰ってきました

行って帰ってまた行ってみたいな感じで国内をぶらぶらしていた。
その間、ネット、テレビ、新聞といった情報源から殆ど遮断されていたのだが、帰ってきて久々にテレビをつけると麻原の裁判が行われたとか、はてなアンテナを開くと一挙に更新されていたりと、まさに情報の渦の中に放り込まれたような感じだった。
ところでシブヤ経済新聞によると、ブログ利用者は「はてな」が一番多いらしい。ご存知のように私も利用しているが、利用者が急増しているらしく、はてなをぶらぶらしていると、頭いいなーと思う記述が多く感心する。新聞の社説を読むより余程ためになるのではないかと思いさえするのだが、これが殆ど素人の記述なのだから、知識人よ、プロよがんばれよとも思う。でもこれは時代の趨勢で、プロよ頑張れと言ってもどうしようもなく、素人（の情報）が確固たる市民権を持つようになったんだなーと思う。
脱中心、スーパーフラットなんて今更？という感じもするが、ブログの台頭を考えるとこれはすごく恐ろしいことなんじゃないかと感じる。
というのも今までは情報に流されてさえいればよかったが、その情報自体が多方向を向くようになり、私は本当に情報の渦中で迷子になってしまうのではないかという危機感が真に迫る思いがしたからだ。大げさに言うなよと思われるかもしれないが、今までと異なる価値観が必要なのは確かだと（なんとなく）思っていて、でもそれが確立していない現在の混沌とした状況（や、そんな自分）に不安を覚えるというか。
まぁ、こういう状況、それはそれで楽しいのかもしれないけど。…多分、旅行帰りで疲れているのだろう。