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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

建築教育

sfc(慶応大環境情報学部、政策・メディア研究科)の建築教育が<プログラム>や<政策>といったいわば社会的な問題を中心に扱うのは、思うに、今後の建築の作られ方が、今までの建築家マンセー的方法から、まさにそのような方向へ向かうことを見越してなのではないか。でも、そのほか大多数の工学部や理工学部の建築教育が現状の教育を続ける限り、建築家をトップとするシステム(?)は存続するんじゃないかとも思う。なんていうか、おもしろいしね。そんなこと言っちゃみんな職が無いしね(今も無いか)。でも、丹下健三をはじめとするように建築家が国土政策の主役の一端を担う時代はとっくに終わり、建築家は住宅を扱うのが時代の空気。確かに、大きな権力は今までのような建築家を求めていないかもしれない。でも逆に言えば、小さなたくさんの権力が建築家を求めるというのか。