mezzanine

開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

ケータイと建築

10+1で今村創平さんがこんなことを言ってた。

ゼネコンの手がけた建物を見ると、携帯電話を作るようにビルを作っている気がしてしまうんです。
(中略)
売れるから、モードだからという理由でビルをデザインし、自動生産的にテクノロジーが流れていく。*1

「携帯電話」というキーワードにピンときた。というのは対談の内容とは少しずれるのだが、六本木ヒルズの森タワーを見るたびに丸みをおびたカタチや色などデザインがケータイみたいだなと思うことがあるからで、建築、特に高層ビル(特に高層オフィスビル)のデザインはまるで携帯(移動)電話のデザインの変化にあわせて変化しているように見える。別にたいした根拠があるわけでもないのだけど、こういうのを見るとよく思う。

*1:今村創平,南泰裕,山本想太郎「建築の技法」,『10+1』no.35(2004年),p.81