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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

ローラ

90年代後半にソフト開発会社ワープがつくったゲーム「Dの食卓」「エネミー・ゼロ」「Dの食卓2」に登場する主人公は全て「ローラ」という女性である。それぞれのゲームは一続きの物語ではないが、なぜいつもローラが…?というのはずっと疑問に思っている。
ローラという存在は、マンガ火の鳥に出てくる「火の鳥」のようにそれぞれ異なるゲームの主人公であり、いわばパラレルな世界に登場する。ツイン・ピークスで冒頭に死亡し最後に××(自主規制)なストーリーでのキーウーマンの名前もローラで、奇妙な一致が不思議だけどそれだけに魅力を感じる。
ワープはDの食卓エネミー・ゼロで謳っているように「インタラクティブ」なムービー(シネマ)を目指していたのだろう。そうだとすれば、ローラはその「インタラクティブシネマ」に登場する「女優」としての役割を与えられていたのではないか、と考えられる。