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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

TOKYO CANALで考えたこと

建築外からも様々な領域から人が集まり(協働)、また都市的スケールに落とし込み提案する(だろう)という2点においてこのTOKYO CANALのワークショップに興味があり参加した。(あ、あとWEST8に興味があったのも大きい)

WSを終えて様々なことを思ったが、中でもグループワークの難しさをあらためて痛感した。建築学科の学生どうしでグループワークが困難なことは今までに経験済みだが(同時に、あるメンバーでグループワークを行うとアイデアがどんどん出てくるということも経験している)、建築×都市・ランドスケープという別分野間で考えると、どうしても建築系の「声」が大きかったように思う(いや、これは全体を見て言ってるわけではないのだけど)。個人的には、建築系と都市系がもっと対立しながらも案の内容を高められるようなものを期待したのだが。
あるランドスケープデザイナーのナビゲーターの方にそのことを話すと、その方は経験不足だからよ〜とおっしゃり、また、日本人は「意見」ではなく意見が違う「人」まで嫌いになるから注意しなさい、意見が違うのは当たり前、ともおっしゃった。(うむ、ではどうしよう)
あとこれは感想だけど、ナビゲーターやTAの方々が熱くて本当に良かった。その人数が多いのも特徴的で、ひとつの案に対して何人もの方が入れ替わり立ちかわり違うことを言って帰るので困惑したものだが、それは我々に確固とした論理が無いためだろう。また、そのかたがたと濃密な時間と空間を過ごしたので、建築家やランドスケープデザイナー、みんなひとりひとりそれぞれ違う人なんだ(当たり前だ!)、言い換えればそれぞれ異なる哲学で生きているんだ、ということがよくわかった。WEST8のメンバーだってそれぞれ全然違う。でも(だからこそ?)うまくまわっている。
(うーむ、やはりうまくまとまらない。でも、一言でまとまるようなWSじゃなくてよかったなぁと思う)