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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

エチオピアの家

風土に根差した建築、ヴァナキュラーな建築、いわゆる「建築家なしの建築」にかねてから興味があり(恥ずかしいけど言うと「建築とはなんぞや?」みたいな問いのヒントがあるような気がするからだ)海外へ赴くと観察するのだが、エチオピア北部の石積みの住居(Axum、Gondarなど)には住みたくねーな、と思った。理由は簡単で、窓が無いからだ。石を(平面的に)円形に組み、ワンルームとして利用する住居。窓が無いのは、組積造であることもだが、窓を開けると悪霊?が入ってくるとかそういうことも理由の一つだろう(バスでは「悪を入れない」ために窓を開けないのだ)。真っ暗だし石は崩れそうだし風も通らないしで衛生的にも悪く、ノミやダニが発生しまくりそうだ。(正確には窓が無い事が悪いのではない。窓はなくても、南太平洋、たとえばフィジーの住居は風通しがよく、よくできている)
ところでエチオピアは南北で高度も違えば民族も違うようで、口の下にお皿?を入れているような民族がいるのは南部である。同様に、住居もまったく異なり、南部のものは竹を編み込んだものだ。学部のときに調べた事があり興味があったのだけど見られなかったので、次回にとっておこう。