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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

人の造りしもの/A HUMAN WORK

授業の関係で、秋葉原にしょっちゅう出向くという日々。加えておたく本とかアニメとかにも目を通す日々。そういう暮らしをしていると、次第にそれ自体が楽しくなってきて、どんどん開発されてきた。(?)
で、初めてメイド喫茶に行ってみた。緊張の面持ちで扉を開けると…「いらっしゃいませぇ〜ご主人様☆」とメイドのコスプレをした女の子が出迎えてくれ、席へ。少し観察をしてみると特徴としては、
・ビルの7階にもかかわらず、外を眺められない
・イベントスペース(一段上がったステージ)がある
・女の子がメイドのコスプレ(しかも「ご主人様」と呼ばれる)
という程度であとは意外にフツー。メニューもごくフツーだし喫煙も可能。値段も高いわけではない。サラリーマンが見積書眺めてたりと客層もオタクだけというわけではない。そもそも、秋葉原には飲食店が少なく(しかも観察すると、ラーメン、カレー、バイキング、たこ焼きといった軽食を扱う店が多いようだ)、カフェもコンビニも少ないことを考慮すると、こんなカフェでも慣れてくると普通に利用するものなのだろうか…?(アンナミラーズみたいにね)それにしてもこの形態はまるでアニメの世界が現実になだれ込んできたようで、それは言い換えればアニメやゲームに現実を変える力があるということだ(今更私がいうことでもないし、ほぼ地域的に限定されるが)。これはなにもアニメやゲームに限った話ではなく、例えば建築に携わる人たちにしても、自身が建築を計画するときに映画に出てくる都市や建築に影響されていることを否定できないことと同じことだろう。