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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

TOKYO CANAL


毎週末は銀座に赴き、それぞれ東京キャナルのトークイベント「公開会議」1,2回「リレートーク」2,3回へ。
第2回の公開会議は以下参照
http://www.tokyo-canal.org/index.cgi?mode=exhibition1211openmtg
『インボルブメントを志向するプロジェクト』とはうまくいったものだ。夏のワークショップから今回のエキシビジョンまで、多くのメンバーの意思によって有機的に、言い換えれば誰が決めるわけでもなく自然なかたちで成長してきたプロジェクトであるといえる。
しかし逆にいえば、このプロジェクトがどこへ、どのような形へ向かってゆくのか私は不安を感じている。プロジェクトのこれからについてはリレートークや公開会議の中でコアメンバーの発言があったが、まだ手探りです、といった感じだ。第2回公開会議で田島さんはこう述べていた。
「このプロジェクトを通して僕たちが気をつけていたことは、オープン・プロセスであるということ。僕らで結論を言わないことで、参加者が各自で模索しながらプロジェクトを発展させて行くことに狙いがある。」
でも、今の東京キャナルは「結論を言わない」とかいう以前の問題で、私は「問いを立て」ることにさえまだ躊躇しているんじゃないかというもどかしさを感じるのである。
それでは、夏のワークショップや今回のエキシビジョンの狙いはどこにあったのだろうか?「水」と「東京」をネタになんでもやれ!みたいなところなんじゃないか。そろそろ、軸となる主張があっていいはずだ。それが無ければ、もし来年以降も展開したとしても同じことをやるだけになりはしないか。このプロジェクトはいいところを突いている気が私はするので、そのようになってほしくはない。