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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

日土小学校の冊子が届く

「夏の建築学校日土小」という冊子が届いた。(発行:日本建築学会四国支部)昨年の「2004夏の建築学校in日土」というイベントの報告集みたいなもので、docomomo(ドコモモ:モダニズム建築の記録・保存のための国際組織)のメガネに適った建築「日土小学校」の良さを地元の人や学生などを集めて講義したり交流したりしたものの記録である。
愛媛・八幡浜の現地の組織も四国の建築学会を巻き込んで活動しているようで、微笑ましい。そして私はこのような活動を支持したい。
以前にも少し書いたが、モダニズム建築の良し悪し(保存の対象になるのかどうか)を見た目で判断するのは困難だろう。丹下健三の建築のような存在感のある建築は別だが、例えば、日土小学校を保存の対象として捉えるにはある程度の知識が必要になるのではないか。そのような時に、地元の住民と建築見識者・関係者を巻き込んだ活動(運動?)は理解を深めるのに役立ち、有効だと考える。
ただ、その一方で「壊して、新しいものをつくる」という意見があるはずで(事実、日土小学校と同じ設計者である松村が設計した八幡浜市の江戸岡小学校はいくつかの校舎が取り壊されている)、このような活動がいずれ、建設×保存の建設的な意見交換の場になればいいなぁというのが私の意見だ。もし、保存最高!みたいなものになってしまうと、それはただの盲信である。