空から見る、都市の色
そういえば以前、インドのラジャスターン州には色の異なる三つの都市があるということを書いた。ジョードプル=ブルーシティとジャイプル=ピンクシティ、ジャイサルメール=ゴールデンシティ。
都市の制度や風土や歴史が色となって表れるという事例を、google earthで見てみる(縮尺が一緒じゃないけど)。
- ジョードプル(インド)
バラモンが建物を青く塗って、それが慣習化した街。画像全体が青めだけど、極端なくらい「青い」のが分かる。
- ジャイプル(インド)
- アジスアベバ(エチオピア)
アジスアベバの全貌。一部、赤茶色くなっているのは、金属板屋根の色。20世紀初頭にジブチ(港のある町)から鉄道が開通し、輸入されるようになった。それまでの草葺きの屋根はこれを境に作られなくなる。そして、街の色が変わっていった。アジスアベバ市民はこの色を指して「チョコレートシティ」と呼ぶ。