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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

伊福部昭さん逝去

伊福部昭さんが91歳で亡くなったらしい。
個人的に思うところを好き勝手に述べれば、今日における日本の芸術とはなんぞや、と思っていた自分にとって、日本の素材とか伝統の型とかそういうカタチではなく、ひとつの解として示してくれたのが伊福部さんかなと思う(「今日」という範疇に収めるのは無理があるけど)。
「日本狂詩曲」はあらためて聴いても鳥肌モノだが、これを21歳のときに独学で完成させたとは。

作曲はやはり、音楽が持っている自律性で完成されることが最重要であって、その完成の認定にあたって、尺度の根底に民族性というのが出て来るんだと思います。決して、民族性が芸術における最後のものではありません。