mezzanine

開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

アモイのネオンビル

アモイ(厦門)は中国華南、福建省の都市である。
上海でも触れた都市の「高揚感」のようなものは、アモイのような経済特区でも観察することができた。アモイの場合は上海と比べてより派手であるように感じた。というのも、アモイにも多くの高層ビルが建ち並んでいるが、ビルの装飾(ネオンサイン)が過剰であるためだ。
ビルの縁取りや外壁面に並ぶネオンの光は、夜になると過剰なほどの存在感を誇示している(写真は夜行バスの中からで申し訳ない)。

これが建ち並んで点滅したりするからとんでもないことになる。これが商業施設だけならともかく、オフィスビルも一緒になってピカピカやってるわけだ。
日本に話を戻してみると、銀座のエルメスのビルは外壁がガラスブロックで構成されていて、夜になるとぼんやりと内部の光を外に放つ。設計者のレンゾ・ピアノは「光と戯れるランタンにしたかった」と述べるが*1、これにならえば、アモイなどで見られたビルはさながらネオンの立て看板そのもののようなものだな、などと夜行バスの席から見ながら思った。