学生最後の旅はやっぱり広島だった
広島。「京都・宇治(http://d.hatena.ne.jp/ida-10/20060328)」の続き。
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広島はもう何度訪れたのかわからないけど、訪れるたびに何か発見があっていい。
で、やっぱり「お好み村」に来てしまう。「お好み村」はお好み焼き屋の入ったビルで、2,3,4階をお好み焼き屋がズラリと占めている。戦後、このビルの前の広場にお好み焼きの屋台があったらしく、この広場を公園とするときに建てた二階建ての店舗がその始まりらしい*1。
でも、そのお好み村の前の公園が今はこんな感じのバリバリのポストモダンなモニュメントにまみれたとてつもないデザインになっているからなんともいえない気分になる。なんか変な力を感じてこれはこれですごいんだけど。
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次の日は宮島へ。宮島、厳島神社は何度見ても口ポカンなんだけど(いやいや良い意味で)、潮が引いていて鳥居の真下まで行ける。潮干狩りをしている人がたくさんいた。潮の満ち引きなど、時間でその様相が変化して、それがさらに人の活動を変えてしまうのが面白い。
それと、厳島神社はこの屋根の妻面のぐにゃりとした感じがたまらなく好きだ。
宮島に来ていつもいいなと思うのが、宮島の商店街。何がいいって変なアーケードがかかっていないから。代わりに建物の間にワイヤーを通していて、開閉テント(何ていうのこれ?)が向かい合う各店舗ごとに手動で開閉できる。ワイヤーに通すだけのすごく簡単なつくりになっている。あと、テントを閉めたときに収納(とまでいわないけど)の屋根もついている。
しかしワイヤーが空を通るため、部分的には電線とあいまって汚らしく見えてしまうように思った。
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宮島から帰る途中に変な住宅を見てびっくりする。
谷尻誠さん/Suppose design officeの「大野の家」。
コレだー!
http://www.suppose.jp/works/oono/works_oono.html
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広島市内に戻る。遊覧船に乗ってビールを飲みながら、広島市の中心部を流れる元安川・本川を往復する。広島も東京など日本の他の都市と同じように「水辺」に力をいれている(入れつつある)ようだ。NPOも動いている*2。船着場である「雁木」を停留所とする個人の「雁木タクシー」なんてのもやっているらしい*3。
途中、原爆ドーム(旧広島県物産陳列館・産業奨励館)を正面から見る。シンメトリーな立面をしているのがよく分かる。原爆ドームの正面ファサード側はあまり「引き」が取れないので、観光客が普通に写真を撮ると大抵の場合は斜めか横方向からになる。つまり川に向かってファサードを向けているわけで、川の対岸や、引いた位置から見た景観を成立させようとした設計者の意図が見て取れるように思う。川から見ると、いつもとは違った見方ができて楽しい。3,40分程度の遊覧ではあったが、他にも川から基町高層アパート(設計:大高正人+広島市)が見られたりした。桜の咲くこの時期はもっと楽しいだろうな。
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はてなにこれ以上写真をアップできなくなってしまった。どうしよう。(カリ城の銭形警部風)
(2006-04-07修正)
*1:参考:http://www.okonomimura.jp/okonomimura.html
*2:例えば、「公共空間活用プロジェクト」http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200603270030.html(中国新聞)
*3:これもNPO法人がやってる。これですこれ。http://www.gangitaxi.etowns.net/