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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

"BLUE LIST. 06-07"(Lonely Planet Publications)

景観と観光という流れで本書を紹介してみる。

Lonely Planet。どこか中途半端な「地球の歩き方」の情報に満足できない旅行者が買っているような気がする旅行ガイドブック、通称「ロンプラ」。その膨大な情報量を基に、"618 Things to Do & Places to Go"と謳い、世界各国のオススメなトコロ/やることをコンパクトにまとめたのが本書。
"618 things to do"についてまとめられた前半では"To Drink it"(ちなみに1位が日本の酒、その他チェコアブサンなど)"Markets"(1位が日本の築地市場、以下エジプトのハーンハリーリ、タイのチェンマイなど)などの項目ごとに解説されている。
後半では世界各国の情報がそれぞれ3ページごとにコンパクトにまとめられている。例えば日本については、トップを原宿駅前のゴスロリファッションの写真が飾り、"FESTIVALS & EVENTS"の項目には、花見や七夕、ゴールデンウィークやお盆などについてまとめられ、"DON'T MENTION"では日韓関係について触れている。小泉首相の「2010年までに観光客を1000万人に増やす」という発言にも肯定的だ。日本を三語で表すと、"Modern yet traditional"というのも興味深い。
コンパクトにまとめられているので、英語でも読みやすい。旅に出たくなる一冊。