アリア・ディ・フィレンツェでの結婚式
3月の話。
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友人の結婚式のため山梨・甲府へ。
とりあえず山梨文化会館を拝む。これについては以前書いたので割愛(参考)。
山梨文化会館の前に変な信玄像があった。発泡スチロールでつくられた信玄像。変なのと思いつつ写真を撮り、後で調べたらやはり作ったのは開発好明さんだった。「開発の信玄・えびす・道祖神」展なるものを山梨の各地でやってたみたい(参考)。
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拝んだ後、結婚式へ出かける。建築が凝ってる、みたいな話を友人としたら北河原温さんの設計であることを教えてくれた。ここで式を挙げる友人のオシャレなことよ。
この式場や教会はアリア・ディ・フィレンツェ(1994年)というファッション工業団地の中にあり、これらの全てが北河原さんによるものなんだそう。
こうした建築が敷地内にゆったりと配置されている感じ。いろいろと見ていくと各々の建築のデザインコンセプトは異なるようで、これには建築の人あたりから賛否両論ありそうな気がする。一人の建築家がいくつもの建築を一手に引き受ける例としては誰もがヒルサイドテラスや横浜の緑園都市(こちらは山本理顕さん)を挙げるだろうが、これらの場合は比較的似た建築が並ぶのが特徴的だ*1。一方のこちらのデザインがバラバラなのは、デザインを統一させると逆に周囲から浮いてしまうからなのだろう。島宇宙みたいなつくり方でもよかったのかもしれないけど、ゆったりとした(言い換えればなんでもない郊外的な)風景の中で建築群をつくるのって難しそうだと思いました。という感想文。
*1:ヒルサイドの場合は時間をかけて構造や素材やボリュームなんかも変わっているので決して画一的とはいえない。