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mezzanine

開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

ヴィラフォンテーヌ六本木ANNEX(旧・六本木プリンスホテル)に泊まる

できるなら残業なんて1秒もしたくないのだが、帰れなくなったのでホテルに泊まる。職場からてくてく歩き、六本木のヴィラフォンテーヌ六本木ANNEXへ。こういう機会に一度泊まろうと思っていたので念願が叶ったわけだ。たまには降り積もる仕事にも感謝しよう。

ここ、元は六本木プリンスホテルというプリンス系列のホテルだったのだ。故・黒川紀章さんが設計し、1984年に開業して、2006年に大手不動産業者に譲渡。近年の都心のホテル戦争やプリンスの再編というホテル業界の事情と不動産業者の思惑という両者が一致したというところだろうか。外観はそのままにインテリアを改装して、2007年よりヴィラフォンテーヌとして再出発している(上の写真は昨年に撮ったもの)。

キーを受け取りエレベーターを上がると、中庭のプールが見えてくる。あーこれは黒川さんなんだなあ、と思える有機的な平面デザイン。黒川さんが60年代に計画した「山形ハワイドリームランド」(参考)なんかを思い出す。プールがエロいと言われてきたらしいが、なるほどプールを囲う側面が透明だからなんだろう(参考)。材料は分からないけどアクリルみたいな樹脂系とかプラスチック系とかそんな感じで(実はガラス?)プールの平面にあわせてぐねぐねしている。

たまたま空いていた一室が、アクタスの手によって改装された部屋。細かく見れば、つくりつけの部分は確かに古さを感じるところもあるし、泊まった部屋は若干排水が弱っていた。しかし広さは十分だし什器やベッドの質も良くこれで11000円というのはなかなか。

部屋の壁にはこんなのが*1。900日ということは、その後は…。

朝、2階で簡素な朝食をとり、少し歩くといきなり壁(というか天井?)に階段が現れる。何これ!

階段にもう少し近寄ってみると、

こんなことになっていた。黒川さんすごいよ、エッシャーて!

もう一度訪れることができるだろうか、あのエッシャーを再び拝めるだろうかと思うと名残惜しいものもあるが、再びてくてく歩き出勤。

アークヒルズに森稔・章さんらのお兄さん、故・森敬さんの太陽光採光システム「ひまわり」が設置されていることに気付いた。森敬さんは弟ら企業経営者とは違い学者だったわけだが、こういう形で、弟らと同じく都市なり建築に関与していたといえるのかもしれない。

*1:この写真は反時計回りに90度回転したもの。