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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

横浜インデックス


横浜に住み始めて2年ちょっと経つ。横浜とはいっても東横線沿線なので、東京なのか横浜なのかといった、一人暮らしをするには地域アイデンティティの確立があいまいになるエリアかもしれない。とはいえ上京してから目黒区や川崎に住んでいたときも東横線沿いだったり、またある時は神奈川県某所に住んだりと横浜に気軽に出られる環境にあったので、学生の頃に体験したアートトリエンナーレBankARTといった横浜のアートや建築の動きの影響を受けてきてもいる。FOAによる大さん橋のオープンも、建築学生の頃に体験した大きなイベントのひとつだった。
そういうところに「横浜のアートや建築や都市に関するメディアをつくってみよう」という話があり、まずはその準備サイトを共同運営することになった。横浜インデックスという暫定的な名称で、まだ共に試行錯誤中。

とはいえ、こうして場を設定してやることで情報が集まったり共有されたり議論したり…という活動が発生するのは当事者としてもなかなか面白い。大それたことを並べれば、サラリーマンをしながら空いた時間を使ってどういう活動ができるのか、という自分への課題でもあるし、大学院の延長線上のような空間が生まれたともいえる。このブログでも、そちらでの活動の様子をちょこちょことアップしていきたい。
とりあえず、今までまとまって書いたものは次のとおり。

6/22に桜木町で行われたイベントのレポート。横浜のインディペンデント的な活動を取り上げたイベント『ヨコハマ路地博'08』について。これを敢えて市の関連する施設で行うといういい意味での場違いな感じが面白い。

横浜MM21エリアに建設される、外資系ラグジュアリーホテルを中心とした3つのホテルを取り上げた。東京で起こった「ホテル戦争」の余波が横浜にも流れているように見えるが、サブプライムなどの影響で頭打ちともいわれる高級ホテル、またビジネスホテルの行方やいかに?横浜という場が東京とはどのように異なり、またホテルができることで横浜はどう変わるのか、という実験が行われているようにも見える。そういうことを考えながら都市的なレベルで執筆。

現在、みかんぐみなどが携わり改修が進められている"BankART Studio NYK"(建築紹介はこちら)、その改修のシンポジウムを訪れた際のレポート。シンポジウムは技術的な内容を含んだやや専門的な内容だった。一見すると無名な建築であり、なぜ保存するのかという問いもあるだろうが、ここでの活動は横浜市の施策とも関連した広い視点で今後も捉えてみたい。

このブログでも建築や都市についていろいろメモしてきたが、横浜については、建築や都市やアートなどの話題について、このブログから一歩進んだものとして定点観測的に、また立体的に活動していきたい。

情報も随時募集してますので気軽にお声掛けください。