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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

建築を見ること、書くこと

これ(月曜日)を受講しようかなとか思っているところ。私にとって建築を見たり建築のことを書いたりするのは勉強というより趣味である。建築を見るとき、そこに設計者の意図や考えが見え隠れするところが面白いと感じている。
例えば大きなひとつのワンルームとして設計された住宅はプライバシーなどはあったもんじゃないが、その建築家は家族というものをある一定の抽象化をして考えているんだろうなー、みたいな。そしてそのような意図や考えというのはおよそその建築ができた時点での社会の思想や考え方を体現したもので(つまり設計者もある時代のパラダイムに則った考え方をしているわけだと私は考えている)、建築は時間を超えて残ってゆくものだから、それが現在にまで残り、そうして体現化されたものの総体が都市を構成していると考えれば街歩きもまた楽しくなる。例えばバブルの頃に建てられた建築を見て「なんでこんなのできたんだろー」とか思ったりね。大きいことをいえば、都市はそれ自体が博物館という考え。
でも、私の中にはこういうふうに(↑)思ったり考えたりしたことを理路整然と書けないもどかしさみたいなのもあって(それは「見かた」がまずいわけでもあるのだけど)受講しようかなと思うわけですが、興味のある方、一緒にどうですか。まぁ、五十嵐太郎隊長の講議/ワークショップのチャンス!みたいなのもある。ひらめいた。ただ他の講義を見てみるとなんとなく興味だけで人が集まるような感じもして、内容が薄くなったらやだなーとは思うが。