mezzanine

開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

2004-06-01から1ヶ月間の記事一覧

西沢大良展

先日、都内で講義だったため休み時間に西沢大良(建築家)の展覧会を見る。 図面や写真が無く、1/4という見たことの無いスケールの模型の展示にはいろいろ考えさせられる。堀井義博氏の展覧会レポートに共感する部分が多々あるが訪れた人は同じようなことを…

本牧の住宅

納屋建築設計事務所(納屋学+納屋新)の「本牧の住宅」のオープンハウスへ。RCの擁壁の上に筒状のボックスが乗っかる。5.4mのキャンティレバーはインパクト大。道路を隔てて広がる緑に対して大きく開くボックスは敷地の形状に沿うかたちで開き、かつ緩やか…

隈研吾『負ける建築』

建築は、大きい。存在感があり威圧感がある。今日、目の敵にされる巨大な建築も、かつてはその「大きさ」こそが美点であり「大きさ」が求められてきた。私有、象徴…それらの欲望が「強い」建築を生み出したのだという。高さを競う超高層ビルはその好例だ。今…

ケータイと建築

10+1で今村創平さんがこんなことを言ってた。 ゼネコンの手がけた建物を見ると、携帯電話を作るようにビルを作っている気がしてしまうんです。 (中略) 売れるから、モードだからという理由でビルをデザインし、自動生産的にテクノロジーが流れていく。*1 …

光学迷彩

うわー攻殻機動隊の「光学迷彩」じゃないっすか。 ムービー(1.26MB) これ、建築にも応用できたらすごいな。新宿の高層ビル群を消すとか現代アートみたいな感じで。あるいは広告とか。 東大舘研究室 http://projects.star.t.u-tokyo.ac.jp:/projects/MEDIA/xv…

分類

TOTOの建築マップなど建築を紹介している本はおおむね建築を地区別に分類し紹介している。やはり「建築マップを持ち歩いて建築を見に行く」というガイドブックとしての需要に応じたからで、言い換えれば建築はどうしても場と切り離せないものだからだろう。…

大学院での設計の授業はアトリエ色(言い換えれば「作家性」といったところか)がほとんど無いようで、そういう空気が私には割と心地よく感じる。しかし学友に「私は学部はアトリエ系(?)の研究室だった」みたいな話をすると、羨ましいと言われる。双方、…