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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

五十嵐太郎『美しい都市・醜い都市』ほか

最近の斜め読みの本の斜めメモ。 五十嵐太郎『美しい都市・醜い都市』(中公新書ラクレ) 建築界に議論を呼んだ東京・日本橋の移設に関する話題について書かれた「景観を笑う」をはじめ、各誌で記された著者の都市景観や「美」に関する文章をまとめた本。五…

TOD'S 表参道の「強度」―表層建築と建築家の領域

「表層建築」についてまとめておこう。 '90年代末から流行っている表層建築、その流行は建築家にとっては不運であると捉えたほうがいい、と私は思う。 商業主義という流れの中で、建築家の領域を「建築」ではなく表層のみに限定されたといえるからだ。商業建…

「伊東豊雄 建築|新しいリアル」展

「伊東豊雄 建築|新しいリアル」展に行く(@東京オペラシティ アートギャラリー)。 面白かった。2009年竣工予定の「台中メトロポリタン・オペラハウス」案の紹介(この模型がまたすごい)から始まり、展示室一面をうねうねした白い床で覆い、図面や模型な…

書いとこう

「はてなダイアリーブック欲しい! 」 思いつくままにブログを書いてきたけどいつの間にか3年以上経っていた。どっかでまとめておきたいなあとも思う。

スーパーエッシャー展

スーパーエッシャー展@Bunkamura the Museum に行く。 モーリッツ・コルネリス・エッシャー(1898-1972)の、初期から亡くなるまでの作品が展示されている。エッシャーは「上昇と下降」(→参考)「滝」など60年代に描かれただまし絵が有名だが、初期の風景…

アトリエ・アアルト−外部空間、現象としてのボリューム

アトリエ・アアルト(アルヴァ・アアルト、1954-55,1962-63)。 アアルト邸から歩いて数分くらいのところにある、アトリエ・アアルト。自邸のスタジオが手狭になったために建てられたそうだ。 アアルトのいくつかの建築のプランを眺めているとL字型の平面が…

『現代建築に関する16章:空間、時間、そして世界』五十嵐太郎

『現代建築に関する16章:空間、時間、そして世界』(五十嵐太郎、講談社現代新書、2006)を買ってさらっと読む。 現代建築に関する主要な概念を取り上げ、語りおろし形式で書かれた新書。「形態と機能」から始まる第一章にもしっかりと「原っぱと遊園地」に…

アルヴァ・アアルト自邸

アルヴァ・アアルト邸(1934-36) アアルト邸がとても心地よかった。写真は上から、南面外観、リビング、スタジオ。 およそ70年前の建築。外観はレンガ、木などの素材でパッチワークのよう、というと言いすぎかもしれないけど、細部に凝っている点も含めて…