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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

時をかける少女

近況をつれづれと。

時をかける少女』をみてきた。
原作は筒井康隆さんの小説。大林宣彦監督の映画やテレビなど何度もいろんなところでリメイクされている。
内容は、高校生が「タイムリープ」する能力を身につけてしまい、ちょっと前の過去をやり直したりする話。嫌なこと、失敗したことはリセットしてその状況をやり直すっていうのは現代的な設定か*1。「タイムリープ」という材料を扱うだけに、ジャンルとしては「SF」なんだろうけど、スカッとした高校生を主人公に持ってきたり、全体に青春の青くてさわやかな感じが良かった。いわゆる青春アニメですな。こういうのを夏にぶつけてくるのっていいよなあ。


そして、劇場版の予告をみて期待が高まったのが今敏さんが監督の『パプリカ』。原作は筒井康隆さんのドロドロとした夢物語。前述の『時かけ』にしてもそうなんだけど、現実と虚構、夢、過去、未来…といったものが描かれる話が個人的に好きで、今敏さんのすごいところは、そういう幻想や虚構や夢の世界を描けるのに長けている点にあるように思っている。それを描く手法としての「アニメ」に期待してもいる。

*1:この話は東浩紀さんが面白いこと書いてますね。http://www.hirokiazuma.com/archives/000239.html