日産プリンス愛媛販売/松村正恒
年末年始分の振替休日で松山に帰省。羽田空港第2ターミナルは拡張し、南ピアができていた。
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日産プリンス愛媛販売(設計:松村正恒、1963年)をみる。
松村正恒(まさつね)はドコモモにも選出されている「日土小学校」を設計した建築家。1960年、『文藝春秋』の特集で、丹下健三らと並び日本を代表する10人の建築家に選ばれながらも、名を上げることを嫌い自ら「無級建築士」と名乗った松村。松山市内には、松村正恒の独立*1後の建築がいくつかあるそうで、実家からほど近くにあったのがこの建築。
張り出した庇がかっこいい*2。ほぼ三角形の平面だからだろう、建物の前の幹線道路のどちらの車線から見てもボリュームの見え方が異なる。小口の小さいスラブは、鋭角側ファサードから見るとスマートな印象を与えるし*3、陽射しや雨といった自然環境から守りながら全面にガラスをめぐらせる、パッシブで開放的なオフィスのデザインを実現する装置ともいえるだろう。小粒ながら、モダニズムのお手本のような建築。
松村正恒。この人、なかなか、すごそうだ。松山の他の松村建築も見てみよう。
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帰省初日の夜は、松山のバー「露口」から。一枚板のカウンター、渋いマスターと愛嬌のあるママ(おかみさん?)のいる、今年で開店50年のバー。その後、2店と餃子屋をハシゴ。松山にいたのは高校生までだったので夜の楽しみ方を知らないのだが、なかなか面白い街じゃないか。