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開発業者勤務(東京・仙台) → 四国松山へUターン。建築・都市・街・不動産・観光などに関するメモ。

CODAN

先日、東雲の集合住宅「東雲キャナルコートODAN」(東京都江東区)を訪れた。
オシャレなデザインが人気で、抽選倍率は19倍(1,2街区)だという。ミーハーな私も「ぜひ住んでみたい」という感じで訪れたのだが、ちょっと微妙かも。中を見ていないのでなんともいえないし建物の中はすごくいいんだろうなと想像できるけど、マスタープランが一般的な団地とそんなに変わらないような気がするのは私だけ?(ちなみにマスタープランには山本さんや伊東さんら建築家は関わっていないようだ。)まぁ、計画では低層部に商業施設が入っているし全体はまだ開発中で、これからもっと人や店舗が増え賑わってくればまた印象は変わってくるのだろうけど。
しかしこのキャナルコートについてちょっと検索してみれば、「デザイナーズ」「多様なプラン」といったいわば自分が実際に住む<建築>がどうなのかという点に言及しているものがほとんどであり、<街>がどうできていくかという点への関心は少ないように感じる。その点は自分のことを考えてみても共感できるけど「こーゆー街に住みたい」みたいな意見を持つのは少数なのか、あるいはそのような意見を持つ人はこのキャナルコートには関心を持たないのか。(またあるいは東京都心部に「住みたくなるような都市空間」なんて存在しないのか)
私は大規模集合住宅に住んだことがないから、勝手に違和感を感じているだけかもしれないけど。(逆にいえば、一般的な集合住宅にずっと住んでいる人から見ればすごい進歩なんだろうなと思う。)